WordPressでお問い合わせフォームを設置することは、サイト訪問者とのコミュニケーションを促進し、ビジネス拡大に大きな役割を果たします。このブログでは、WordPress上でお問い合わせフォームを簡単に設置する方法を紹介するとともに、おすすめのプラグインやその機能、使い方についても詳しく解説します。お問い合わせフォームの設置を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
1. WordPressでお問い合わせフォームを設置する方法
WordPressでのお問い合わせフォームの設置は、訪問者とのコミュニケーションをスムーズにし、ビジネスを拡大する重要な要素です。このセクションでは、主に2つの方法でお問い合わせフォームを設置する手順を解説します。
プラグインを利用する方法
最初にご紹介するのは、WordPressプラグインを使って手軽にお問い合わせフォームを作成する方法です。このアプローチは、初心者でも扱いやすい利点があります。
ステップ1: プラグインをインストールする
まず、WordPressの管理画面にログインし、「プラグイン」セクションを開いて、「新規追加」をクリックします。ここで「Contact Form 7」や「Ninja Forms」などの人気プラグインを検索し、インストールした後、有効化します。
ステップ2: フォームの設定を行う
プラグインを有効にすると、ダッシュボードに新しいメニューが追加されます。「新規追加」を選択し、必要な入力フィールド(名前、メールアドレス、お問い合わせ内容など)を設定します。また、多くのプラグインでは、必須項目の指定や選択肢の追加も可能です。
ステップ3: フォームを配置する
設定が完了したら、生成されたショートコードをコピーし、適切な投稿やページに貼り付けてください。これで、訪問者が利用できるお問い合わせフォームが表示されます。
外部サービスを活用する方法
次にご紹介するのは、外部のフォーム作成サービスを使って、より多機能でカスタマイズ性の高いフォームを作成する方法です。代表的なツールには、formrunやGoogleフォームがあります。
ステップ1: アカウントを開設する
使用したいフォーム作成サービスの公式サイトにアクセスし、アカウントを登録します。必要な情報を入力してログインします。
ステップ2: フォームを作成する
利用可能なテンプレートを使ったり、ゼロから独自のフォームを構築したりします。多くのサービスは直感的なインターフェースを提供しており、フィールドの追加や修正を簡単に行えます。
ステップ3: WordPressにフォームを埋め込む
作成したフォームはHTML形式で取得できるため、そのコードをコピーし、WordPressの投稿やページに貼り付けて利用します。この方法で、外部で作成したフォームをあなたのWordPressサイトに組み込むことができます。
どちらの方法を選ぶべきか?
- プラグインを使用するメリット: 無料で簡単に導入でき、コストを抑えたい方に適しています。ただし、機能が限られる場合があります。
- 外部ツールを使うメリット: 高機能でカスタマイズ性の高いフォームを求めている方におすすめですが、一部は有料である点を考慮してください。
このように、WordPressでのお問い合わせフォームの設置には、プラグインと外部サービスの2つのアプローチがあります。目的に応じて最適な方法を選ぶことで、訪問者との交流をより豊かにしましょう。
2. おすすめのお問い合わせフォームプラグイン
WordPressには多くの問い合わせフォームプラグインがあり、それぞれに独自のメリットがあります。今回は、特におすすめのプラグインを厳選してご紹介します。自分のニーズに完全にマッチしたプラグインを選ぶことが、効果的なお問い合わせフォーム作成の第一歩です。
1. Contact Form 7
「Contact Form 7」は、非常に人気のあるプラグインで、自分のニーズに応じて自由にカスタマイズできます。多種多様な入力フィールドを追加することができ、オリジナルのフォームを簡単に作成可能です。ただし、送信後に確認画面が表示されないため、その機能を重視する方には他のプラグインも考慮する必要があります。
2. WPForms
「WPForms」は、ドラッグ&ドロップ機能を備えた使いやすいプラグインです。初心者でも直感的に操作でき、すぐにフォームを作成することができます。しかし、特別なテンプレートやプレミアム機能を利用するためには、有料プランへの加入が必要です。
3. Jetpack Contact Form
「Jetpack Contact Form」は、Jetpackプラグインの一部であり、セキュリティ機能やバックアップ機能も付加されています。サイト管理が簡単になりますが、基本的な機能のみを求める方に向いており、簡素なフォームを作成したい人には適しています。
4. MW WP Form
日本製の「MW WP Form」は、非常に高いカスタマイズ性が魅力で、確認画面や自動返信機能なども充実しています。HTMLやCSSの知識があれば、さらに多様に使いこなすことができます。しかし、2023年に開発が終了することが発表されているため、今後のサポートに注意しましょう。
5. Visual Form Builder
「Visual Form Builder」は、直感的な操作が可能なドラッグ&ドロップ機能を持っています。必要に応じてカスタマイズ可能な再利用可能な項目が使えるのも特徴ですが、基本的に英語での表記が主なので、初めての方には少しハードルが高いかもしれません。
6. Ninja Forms
「Ninja Forms」は、使いやすさと多機能性が特徴的です。複雑な設定もスムーズに行えるので、手軽に問い合わせフォームを作ることができます。ただし、一部の機能は有料オプションとして提供されています。
これらのプラグインを比較検討し、自分のサイトに最適なものを見つけることで、より効果的なお問い合わせフォームを作成することが可能です。多様な選択肢の中から、最も適したプラグインを選んで、実用的なフォームを構築していきましょう。
3. 人気プラグイン「Ninja Forms」の機能と使い方
Ninja Formsの特徴
「Ninja Forms」は、WordPressで使えるお問い合わせフォームプラグインの中でも特に人気があります。その理由は、使いやすさと柔軟性です。初心者でも簡単に利用できるような設計になっており、豊富な機能を備えています。
ドラッグ&ドロップで簡単作成
Ninja Formsの最大の魅力の一つは、ドラッグ&ドロップ機能です。何のコーディング知識も必要なく、直感的にフォームを作成できます。新しいフォームを作成する際も、必要なフィールドを選択し、ドラッグして配置するだけ。これにより、時間をかけずに自分好みのフォームを作成できます。
フォームのカスタマイズ
作成したフォームは、各フィールドのラベルを自由に変更したり、配置を調整したりすることが可能です。必要に応じて、パーツのサイズやレイアウトも変更でき、デザイン性の高いフォームが完成します。特に、見本として多くのデザインが用意されているため、初心者でもセンスの良いフォームを簡単に作成できます。
便利な機能
Ninja Formsには、以下のような便利な機能が備わっています:
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送信履歴の保存
作成したフォームから送信された内容は自動で保存され、管理画面から確認できます。これにより、過去の問い合わせ内容を簡単に参照することが可能です。 -
CSV出力
送信履歴はCSV形式で出力できるため、データの管理が容易になります。特にビジネスでの利用において、データ分析に役立つ機能です。
フォームの公開手順
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プラグインのインストール
WordPressのプラグイン管理画面からNinja Formsを検索してインストールするか、公式サイトからダウンロードしてアップロードします。 -
フォームの作成
インストールが完了したら、管理画面から「新規作成」を選択し、空のフォームを選んで必要なパーツをドラッグ&ドロップします。 -
設定と公開
各フィールドの設定が終わったら、「公開」ボタンを押してフォームをサイトに公開できます。この一連の流れは非常にシンプルで、初心者でも迷うことはありません。
アドオンの活用
Ninja Formsは基本機能が無料で利用できますが、より高機能なアドオンも用意されています。例えば、ファイルアップロード機能や、条件付きロジックを利用することで、ユーザーの選択に応じてフォームの内容が変わるなど、より柔軟なフォームを作成できます。
アドオンの例
- File Uploads(ファイルのアップロードに対応)
- Conditional Logic(ユーザーの選択による項目の変化)
- Multi Step Forms(複数ページのフォーム作成)
Ninja Formsを利用することで、NFTやデータ収集用の問合せフォームを簡単に作成することができます。デザイン性と機能性を兼ね備えた、高品質なフォームを手に入れることができるでしょう。
4. 他のおすすめのお問い合わせフォームプラグイン
WordPressには多彩なお問い合せフォームプラグインが存在し、それぞれに独自の機能や利点があります。ここでは、特にユーザーフレンドリーで実用的な機能を持ったおすすめプラグインをご紹介します。
4-1. Formidable Forms
Formidable Formsは、単純なお問い合わせフォームを作成するだけでなく、多岐にわたるフォームをデザインする能力を持つ強力なツールです。直感的なドラッグ&ドロップのインターフェースにより、初めての方でも簡単に操作でき、条件付きロジックやカスタマイズ機能も豊富で、複雑なフォームを気軽に組むことができます。
4-2. HappyForms
HappyFormsは、シンプルな操作性が特徴のフォーム作成プラグインで、リアルタイムでフォームを確認しながら作成できるため、手間なく仕上がりを確認できます。基本機能が無料で提供されているため、予算を気にされる方にもお勧めです。
4-3. WPForms Lite
WPFormsのLiteバージョンは、基本的な機能を提供し、シンプルなフォーム作成に適しています。こちらもドラッグ&ドロップの機能を採用しており、初心者でもスムーズにフォームを構築できます。また、多様なテンプレートが用意されており、使い勝手も良好です。
4-4. Caldera Forms
Caldera Formsは、条件付きフィールドやマルチステップフォームの設計に特に優れています。視覚的なエディタを利用して、自由にフォームのデザインを調整できるため、デザインにこだわりを持つ方にも最適です。
4-5. ARForms
ARFormsは、スタイリッシュでプロフェッショナルなフォームを簡単に作成できるプラグインです。直感的なインターフェースを通じて、初心者から上級者まで幅広く使用できる機能を提供しています。
4-6. Gravity Forms
Gravity Formsは、高度な機能を備えたビジネス向けプラグインで、多数のアドオンが用意されています。決済機能やメールマーケティングサービスとの連携が可能で、ユーザー管理機能や豊富なカスタマイズオプションにより、複雑なニーズを持つビジネスに適した選択肢です。ただし、利用するには有料プランが必要です。
これらのプラグインは、それぞれの要件に応じた特長を持ち、ニーズに合わせて選択することで、効果的なお問い合せフォームを構築する手助けとなります。
5. お問い合わせフォームを設置する際の注意点
お問い合わせフォームの設置は、ユーザー体験を向上させるための重要な要素です。ユーザーが簡単に問い合わせられるような環境を整えるため、以下の点に留意しましょう。
必要な情報を最小限に
フォームに求める情報は、ユーザーが入力をためらわないためにも、絞り込むことが必要です。例えば、名前、メールアドレス、問い合わせ内容など、基本的な項目に留めると良いでしょう。必須項目は「必須」と明記し、任意の項目にはその旨を伝えることで、ユーザーが安心して入力できるように配慮します。
フォームへのアクセスを容易にする
お問い合わせフォームが存在していても、ユーザーが見つけられなければ意味がありません。フォームへのリンクは、ナビゲーションバーやサイドメニューに配置し、他のページからも容易にアクセスできるよう工夫しましょう。これにより、ユーザーがスムーズにフォームに移動できるようになります。
スマートフォンに最適化
昨今、多くのユーザーがスマートフォンからアクセスしています。したがって、モバイルデザインの確認は欠かせません。PC向けにデザインされたフォームがスマホでも見やすく操作しやすいかを確認し、必要に応じてレスポンシブデザインを導入することで、モバイルからのアクセスを増やすことができます。
セキュリティ強化の重要性
お問い合わせフォームはスパムや不正アクセスのターゲットになりがちです。CAPTCHAやスパムフィルタを導入することで、これらを防止し、ユーザーが安心してフォームを利用できる環境を提供しましょう。
エラーメッセージの分かりやすさ
ユーザーがフォームを送信した際にエラーが発生した場合、分かりにくいエラーメッセージは挫折を引き起こす原因となります。具体的で分かりやすいエラーメッセージを表示することで、問題を迅速に解決できるようにすることが大切です。どの項目が不具合を起こしているかを明示することが、成功の鍵です。
自動返信機能の実装
問い合わせが送信された後には、自動で確認のメールをユーザーに送ることが重要です。これにより、ユーザーは自分のメッセージが無事に届いたことを確認でき、安心感を得られます。自動返信の内容には、感謝の意や返答までの目安を記載しておくと良いでしょう。
これらのポイントを考慮することで、お問い合わせフォームがユーザーにとって使いやすく、安全なものになることを目指しましょう。
まとめ
WordPressでお問い合わせフォームを設置する方法には、プラグインを使う方法や外部サービスを活用する方法があります。どちらの方法を選ぶかは、機能や予算、自身の技術力などによって異なります。また、お問い合わせフォームを設置する際は、必要最小限の情報の入力、スマートフォン対応、セキュリティ対策、エラーメッセージの分かりやすさ、自動返信機能の実装などに気をつける必要があります。これらのポイントを押さえれば、ユーザーが安心して問い合わせができるような高品質なフォームを構築できるでしょう。ぜひ、自社のニーズに合わせて最適なお問い合わせフォームを作成してみてください。
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